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紫陽花ランは毎年のことながら、不思議と雨が降らない。Sさんは雨男と思っていたが、紫陽花ランだけは特別のようだ。秘蹟、真言宗定泉寺の田谷の洞窟はかなりの歴史が感じられ、簡単に素通りできないところだ。Mさんは痛めた膝に洞奥の滝のお水をつけて回復を願った。 カンカン照りの中を観光客をかき分けて北鎌を通り抜け、彼らが近寄れない静かな鎌倉を目指す。あぁ、雨が降っていたらアジサイが綺麗なのにと、ぼやきながら走ると、カンカン照りでも時速10kmで涼やかな風が起きる。釈迦堂切り通しでは子ども達が、朝比奈切り通しでは壁面レリーフの観音像が迎えてくれた。観光客があふれる紫陽花寺よりも、冷たい抹茶をよばれた成就院のアジサイが良かったし、松葉谷妙法寺の苔むした石段に陽がさしこむ風情もよかった。最後は鎌倉山の急登が控えており、Hさんがチェーンを切る。走行41km。 (2005/6/26)
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