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近場でも楽しいサイクリング


テリトリーを広げる

 自宅の周辺の安全なサイクリングが日常化すれば、あなたの行動半径をどんどん広げてゆきましょう。
初めは往復10km程度がやっとだったのに、だんだんと欲がでて、あれこれサイクリングプランをたてるもの楽しいものです。以前は電車やバスで行っていた買い物を自転車で行ってみるとか、自分が住んでいる町と隣町との境界線をたどるとか、あるいは普段、散歩で親しんでいる川の源流付近から河口までを走ってみるとか、自転車の楽しみは様々です。

 こうして自転車のある暮らしが日常化してくるにつれ、走る距離と時間の関係や、歩行者と自転車の関係、クルマとの関係などを肌で感じとることができるようになります。例えば、今日は南の方向にサイクリングすることに一旦決めたのですが、いざ、走り始めると向かい風がことのほか強いことに気づき、逆方向に走ることに変更するといったようなことです。そして追い風に乗ったときの感覚も背中で感じることができます。風が背中を押してくれている感覚です。

「マイルート」のすすめ

 近場のサイクリングをバカにしてはいけません。
近場というのは、自宅から半径30〜50キロのエリアで、思い立ったらいつでもサイクリングに出かけることができます。これには次のような大きなメリットがあります。自分の時間が作れたときに何時でも出かけられる。天候を見極めてから実行を決めることができる。もちろんテニスコートのように予約の必要もない。ジムのように経費がかかるわけでもない。そして、長時間サイクリングの場合でも、自宅を出て、そのまま自宅に戻ることができるわけです。
 この近場でのサイクリングが簡単に、そして確実にできるかどうかによって、あなたの健康維持、体作り、そしてサイクリング上達にも大きく関わってくることになるでしょう。
 したがって、いつでも、サイリングにでかけられる安全なルートを、時間をかけていくつか用意しておくことが必要です。「マイルート」を持ちましょう。

走り込んで距離をのばす

 自転車を始めた1年目は、少しのサイクリングでもかなり疲れるものです。その理由は先に述べたようなものです。しかし、自転車と気長につき合って、2年目、3年目と続けてゆくとだんだんと距離をのばすことができるようになります。それは1回のサイクリングにおける距離がのびるだけでなく、1週間とか、1カ月の単位でも距離がのびてきます。
 リタイアした人には、時間が十分ありますから、あせらないですこしずつ距離をのばしてゆきましょう。というか、もっと走りたいという気持ちが大きく育ってくるものです。



 こうしてボクの場合は2年目でだいたい月間300q平均、5年目で700q平均走れるようになりました。これは年間の平均ですから、月によれば1000kmを越える月もあり、年間8000kmを越える状態です。これは自慢でもなんでもなく、さらに距離をのばしている人はいくらでもいます。普通のサラリーマン生活をおくっていた人間がリタイア後に自転車を始めて、このレベルまで到達できた一つの事例として受け取っていただきたいとおもいます。いっぽうマイカーのほうは年間1500kmといった状態が続いており、個人レベルの地球に優しい生活をおくることにもつながっています。

自然発見や歴史探訪もいい

 自転車に馴れ、地域のサイクリングにも馴れてくると、いよいよ本格的なサイクリングに行ってみたいと思うようになります。通常、自宅を起点として1日で自宅に戻ってこれるのは、ほぼ50km圏だと思います。サイクリングの往復距離でいえば100km内外となるでしょう。中高年の場合は100km以上のサイクリングは、それより短いサイクリングを何度も経験してからチャレンジするようにしましょう。無計画に家を飛び出したものの、疲労困憊で帰れないこともありますから…。
 サイクリングに目的はなくても構いません。ただ、なんとなくサイクリングというのもいいものです。それ自体は心身をリフレッシュしてくれる効果があります。
 同時に、ある目的をもってサイクリングするのも、いいですね。
 春はカタクリやサクラを愛でるサイクリングができます。徒歩だとせいぜい1個所のところサイクリングだと何カ所も巡ることもできます。各地の路傍の石仏を訪ねたり、なかには「お遍路」サイクリストもいます。そのほか、様々な目的が考えられます。自分の趣味にあった楽しみができるサイクリングをめざしましょう。



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